平成30年度官民合同会議に参加しました。(2018年12月14日)

平成30年度官民合同会議に参加しました。(2018年12月14日)

師走の12月13日(木)の午後1時からジャパンハウスのセミナールームA,B,Cエリアを境を取り除き大きくした大会議室に官民合わせて47名の参加者の下13時から16時まで行われました。日本らしく分刻みのスケジュールで真鍋公使の司会で時間管理も厳しく順調に全議題を討議しました。
山田大使の冒頭の挨拶から始まり外務本省の中南米局高橋審議官の報告、在ブラジル大使館からの報告、JICA、JBIC、JETROからの報告、意見交換の後商工会議所からの報告に入り、アマゾナスニッケイ商工会議所、南伯日本商工会議所、パラナ日伯商工会議所、リオデジャネイロ日本商工会議所、パラーニッケイ商工会議所の各発表がありそれぞれ持ち時間8分でポルトアレグレは、14時23分から14時31分迄の持ち時間内での発表をさせて頂きました。
続いてブラジル日本商工会議所からの日メルコスールEPA活動説明、ビジネス環境整備、日メルコスールEPA活動、日本産農林水産物輸出・食品の輸出促進等に関する意見交換等があり最後にサンパウロの野口総領事の纏めあり簡略、迅速の官民合同会議が終了した。
途中から降りだした雨が止まず、ホテルに戻るタクシーが攫めず苦労したが、ジャパンハウス備え付けの傘を借り何とかタクシ―を掴みホテルに戻る。
関係写真を貼り付けて置きます。
備忘録として会議で口頭で発表した南伯日本商工会議所関係の発表要旨も残して置くことにします。

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2018年12月13日官民合同会議ポルトアレグレ発表要旨
南伯日本商工会議所会頭の和田好司です。持ち時間内で簡単にポルトアレグレ関係の発表をさせて頂きます。
地盤沈下が続く南伯日本商工会議所の現状を昨年お話させて頂きましたので今回は、ポルトアレグレ領事事務所で行っている南伯に有る日系団体全体に回答をして貰っている質問状に答える形で発表する事にします。
第1点は、各団体の設立年月日ですが、現在の南伯日本商工会議所は、1989年4月1日に1974年9月26日に始まった前身の三水会と地元企業団体が合併して三菱重工の土屋省一さんを初代会頭として発足し29年になります。今日は、現状の報告は、省き前身の三水会当時の歴史を紐解いて紹介させて頂きたいと思います。
古い方は覚えておられると思いますが19749月に当時のサンパウロ大口総領事が拉致される事件が起こり当時のポルトアレグレ西川総領事が総領事館と進出企業の主幹者との連絡網を作って置く必要を感じ当時の日本からの進出企業の主幹者の皆さんを926日に公邸に集めて始まったのが三水会の第1回会合と位置付けられておりこの日が南伯における商工会議所の創設日となっており実に44年前から存続する南日伯援護協会と共存する南伯における主要団体となっております。
第2点の現在の会員数ですが、南伯日本商工会議所も東京の日本商工会議所に所属して居り2018年度『在外日本人商工会議所』の活動概要に関するアンケート調査票に回答を送っておりその調査票に基づくと会員企業数は、2018年5月現在26社(日系企業7社/現地企業19社)となっています。キリンビール、三菱重工グループを中心とした日本連合体のリオグランデ港の造船所撤退、三菱電機のMERCO ELEVADORESの完全撤退、武田薬品の工場売却と続いており、TDKによるEPCOS社支配、ホンダの風力発電所、双日による高級車AUDIの輸入販売会社TOP CARへの資本参加等の新し動きも見得るが全般的に地盤沈下傾向は続いている。
第3点は、日本との繋がりをどのような点から捉え推進しているかとの質問に対しては、南伯への進出希望企業が現れれば、会議所としても情報提供他、お手伝いして行くのは当然ですが、現在下記2点を会議所が窓口になり検討している。滋賀県は、琵琶湖を通じて湖のある県、州と姉妹県提携をしているが、唯一RS州内に姉妹都市を持っていないことから是非適当な都市同士の姉妹都市提携を支援して行きたいとの事で州内のイボチ移住地のあるイボチ市と愛荘町の姉妹都市提携を模索して居り11月にイボチ市長の親書を愛荘町の町長に届け年内に正式返信を頂くことになっており2020年がRS州と滋賀県の姉妹県提携40周年になることから第9回の日本祭りのメインテーマに決定しており2020年までに是非実現させたい。愛荘町が選ばれたのは、人口が4万3千人と粗、均衡しており大津から愛荘町への距離が54㎞とこれも粗同じ距離、イボチ市が州内で日本人が一番沢山お世話になっており、愛荘町も滋賀県内で2番目にブラジル人が多くお世話になっている町である事、元JICA青年ボランタリーの西堀さん、山根さんが愛荘町出身でマドリン二ャとしてプロモートして呉れています。
もう一つは、ブラジルと日本の最初の姉妹都市が締結されたのは、1963年の石川県珠洲市とRS州のペロタス市であり県庁所在地の金沢市とRS州都のポルトアレグレ市が第三番目の姉妹都市として1967年に締結されており昨年50周年を記念して兼六園のことじ灯篭がポルトアレグレ市に送られている。1月に就任するエヅアルド レイチ新州知事は、元ペロッタス市長だったことから是非RS州と石川県の姉妹県提携をプロモートして行こうと根回し中で上手く行けばこれも実現できるのではないかと期待している。
以上地元領事事務所への回答の形で持ち時間内の報告を終わらせて頂きます。
2018年11月13日 サンパウロジャパンハウスにて。